ジャケット

00:00 / 04:07

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

彩雲 / off

幼い頃から歩いているこの道も
いつしか単純な世界じゃなくなっていく
ポケットを叩く魔法の歌も
いつしか忘れて歌えなくなっていく

公園で揺れるブランコも
好きだった色も嫌いだった苦味も
無彩色のノートに書き散らして
引き出しに隠した本音たちも

大人になるにつれて霞んでいく
って歌う僕はまだ子どもなんだけれど
群青の上に並べた音符たちが踊る
そのままでいいんだって背中を押すように

あの日に見つけた向日葵は
朗らかに僕に微笑んだ
濡れた頬を撫でたそよ風は
僕の心をそっと溶かした

大人になれない僕を見下ろす青空は
「世界は素敵だ」って手を引いてくれた


憧れだったはずのこの校舎も
いつしか少しだけ生きづらくなっている
主張できたはずの自分の姿も
いつしか閉じ込められていなくなっている

誰かが言ったんだ
子どもは誰でも芸術家なんだって
押し殺すことが正解って世界でも
大切なものを描けたなら

大人になっても青い空が好きだ
って歌うような僕でいられるように
彩雲に目を奪われたあの日みたいに
このままでいいんだって笑える世界をまだ

見ていたい


黄色い線の内側で待つ
背伸びした僕の心まだ空
ねえ 春を思う頃に忘れた
唾を呑むようなここの間だから

白線を渡り明日を浮かべたら
茜の中 5時のチャイムが鳴った
「生きてみてもいいかな」
ってまた手を引かれて

閲覧数:119

投稿日:2023/08/01 20:12:54

長さ:04:07

ファイルサイズ:9.4MB

カテゴリ:カラオケ/インスト

クリップボードにコピーしました