月明かりの下に着物広げ
波沈む砂に座り語らう

紅い杯　映る満月
酒に口付け　空を見上げ
海のその声　酒の肴に
天の月を見る

蒼く澄み切った　空の月は白く光り
淡く煌く星は　まるで舞いを踊るよう


大地が眠りつくと　空は覚め
月と星は空に舞い始める

紅い杯　映る流星
友も口付け　海を見やり
白い横顔　語る言葉が
波にかき消える

蒼く澄み切った　海の月は風に揺らぎ
白く輝く星は　まるで波に踊るよう


紅い杯　映る満月
酒を飲み干し　空を見上げ
星が流れて　涙こぼした
目元拭い去る

蒼く澄み切った　空の月は白く光り
淡く煌く星は　まるで舞いを踊るよう

夜明けの近づく　空の月は蒼く濁り
儚く落ちる星は　まるで舞いを踊るよう
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[1番]
4　6　5/4　7　4　(15/15)
つきあかりのもとにきものひろげ
なみしずむすなにすわりかたらう

3　4　3　4　3　4　3　3/3　4　3　4　3　5　(27/22)
あかいさかずき　うつるまんげつ
さけにくちつけ　そらをみあげ
うみのそのこえ　さけのさかなに
てんのつきをみる

4　7　6　3/4　6　6　5　(20/21)
あおくすみきったそらのつきはしろくひかり
あわくきらめくほしはまるでまいをおどるよう

[2番]
4　6　5/4　7　4　(15/15)
だいちがねむりつくとそらはさめ
つきとほしはそらにまいはじめる

3　4　3　4　3　4　3　3/3　4　3　4　3　5　(27/22)
あかいさかずき　うつるりゅうせい
とももくちつけ　うみをみやり
しろいよこがお　かたることばが
なみにかききえる

4　7　6　3/4　6　6　5　(20/21)
あおくすみきったうみのつきはかぜにゆらぎ
しろくかがやくほしはまるでなみにおどるよう


[最後]
3　4　3　4　3　4　3　3/3　4　3　4　3　5　(27/22)
あかいさかずき　うつるまんげつ
さけをのみほし　そらをみあげ
ほしがながれて　なみだこぼした
めもとぬぐいさる

4　7　6　3/4　6　6　5　(20/21)
あおくすみきったそらのつきはしろくひかり
あわくきらめくほしはまるでまいをおどるよう

4　7　6　3/4　6　6　5　(20/21)
よあけのちかづくそらのつきはあおくにごり
はかなくおちるほしはまるでまいをおどるよう