ジャケット

1.
珈琲の匂いを嗅いで
何も出来ない朝も
祈れば遠くなる
そう信じていたのに

あの闇の中の光も
見えなくなってもう久しい
"それでもきっと"希った
あの日からずっと残る傷跡さえも

愛しいよ
悲しいけれど
心の奥にある傷跡を
嘲笑ってるの?
闇に紛れて
夜の内僕らは
嗚呼

朝日が昇らないよう願って
明日が訪れぬように祈って
気が遠くなるほど夜を明かした

それなのに有明は佇んで
"灯火よいつの日か消え去って"
そんな願いばかり呑み込んでいく
夜明けよ来ないで


2.
明けない夜はない
昇らぬ朝日もない

僕らの求めた永遠の闇
数多、煌めく宇宙の中
嗚呼、夜よ明けないで
嗚呼

いつまでも音を奏でて
拙い言霊に反吐が出て
それでもさ、やめられないよ
汚い偽善でも…

僕らが、退屈でも学業とか労働だとか
その全てが糧になると知り得たなら
上手く生きれたかな

暗黒の世界で救い求める声が聞こえるの
凍て刺すような世界で声を枯らしてまで叫んでる

この声は確かに聞き馴染んだ
あの空はいつかも見上げていた
今、この刹那にも夜は過ぎていく

夢見た世界なんてないけれど
ただこの鼓動だけは絶対で
歩く道の先に日は沈むから
僕らは自由だ

大好きなあの花は
もう咲き誇らないけれど
いつまで経ったって
あの匂いが鼻をくすぐって
「それでも」なんて
布団に隠れ
言い訳なんてものも消えちゃって
ただ光が差さぬことを願い
目を閉じて

心音が鳴り響いて
現実逃避も終わる
陽は昇る

00:00 / 04:30

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

夜風と心音 inst

歌みたなどにご活用ください

閲覧数:34

投稿日:2024/05/03 17:34:19

長さ:04:30

ファイルサイズ:10.3MB

カテゴリ:カラオケ/インスト

クリップボードにコピーしました