拘束された記憶の残骸で
かき集めた言葉を飾って
付け足した旋律は脳を崩してゆく
ああ いっそ狂ってしまえれば
狂ってしまえば
遠くを見つめたこの目は貴方を見ない
肌を貫くのこの感情に惑わされない
宙を見て 何を思うか
解かされた脳は答えを見出さない
指を髪に絡ませて
落ちた花びらを踏みにじってしまえば
嗚咽が喉を駆け上がり
いっそもう狂ってしまえたら
狂ってしまったら
もうこの目は何も映さないのか
締め付ける拘束から解き放たれるのか
暴(あば)かれた口は答えを紡がない
裸になった心は爛れ
融けだしたモノは無造作に熔け落ちた
誰の指に絡む事無く
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