待ちきれない「もうすぐ」に
春の風が通り抜ける
ようやく膨らんだ蕾と
逆さに目が合った

あなたが存在する世界
あなたはどこにいるの
どこかにあるはずの境界線
明日を見下ろしたい

二人だけの時空があると信じているから
見つけて閉じ込められても
あなたとならいいかもね

指折り数えて待ち続けてるよ
あなたの声をその姿を
小指に結んだ赤い糸を辿って
あなたに会いたい

まだ来ない「もうすぐ」に
飽きもせず期待して
蕾は上を向いて
綺麗に咲いたよ

あなたが見える空色と
あたしが見つける空色が同じだったら
どれだけ心強いだろう

二人だけの時空
考えるだけで素敵だね
出口がないと知ってても
飛び込んでしまいたいよ

指折り数えて待ち望んでるよ
あなたの声をその姿を
小指に結んだ赤い糸を辿って
見つけ出して

流れる雲を夢中で追いかけて
真実はきっと知らないまま
神様どうか一欠片の希望を
風に乗せて

握りしめていた両手を広げて
小さな羽で羽ばたけたら
くたくたな足もまたここから
歩き出せる

指折り数えて待ち続けてるよ
あなたの声をその姿を
小指に結んだ赤い糸を辿って
あなたに会いたい