生きるってなんだ
最低な寝起きと快晴
いつものいつもが瞼の裏
描いていた理想は雨
夢に置き去りの電車 不定期便
“良い子にしてなさい”
“人のために尽くしなさい”
“されて嫌なことはしない”
“きっと素敵な明日がある”
真面目が馬鹿を見るルール
見返り無く枯れる新芽
自分勝手ばっか勝って
息をするだけでも毒に塗れ
こんな日々に何を抱けばいい?
『生きる』ってなんだ
『生きる』ってなんだ
あの空の向こうへと浮かぶ太陽は消えていった
誰かの歌が
誰かの歌が ただ
聴こえる度に思う
『生きる』ってなんだ
叫んでる間に夜も更ける
今日が恋しくて貪る明日の空
ネガっていた昨日は晴れ
笑っている私を見てなんか笑えてくる
ガラスの靴置き忘れて
声に代わり脚を貰い
されど望む光射さず
苦さだけが残る林檎
あの子ばかり良い目をして
あの子ばかり夢に生きて
あれれ変だ私周りばかり見ては測り
自分のこと大嫌いになってばっかり
『生きる』ってなんか
『生きる』ってなんか
立派じゃなきゃ駄目な気がしちゃって重苦しいんだ
春の風が
秋の暮れが ただ
好きだって理由だけで
ここにいていいかな
『生きる』ってなんだ
『生きる』ってなんだ
問いかけてみたって答えは用意されちゃいないが
「『生きる』ってなんだ」
「『生きる』ってなんだ」
私だけじゃないその叫びが確かにここに響いてる
『生きる』ってやっぱ
『生きる』ってやっぱ
皆が思ってるよりもずっと無様で良いんだ
誰かの歌が
誰かの声が ただ
聞こえる度に思う
生きるってなんだ
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