
一世の風を靡かせて
BPM 96 4/4
宵闇連れて 吹く風が
灯 消して 惑わせる
誰かの声に 流されて
行く先さえも 見失う
向かい風にも 負けぬよう
こじ開けた目の 隙間から
移る季節の 中ででも
変わらぬものを 探している
一世の風が 巻き起こる
誰も彼もを 呑み込むように
瞬く間にも 散らされて
ひとのこころは 残らないまま
朝焼け攫い 吹く風が
凩になり 肌を刺す
誰かの声が 呼ぶ方へ
ふらり誘われ 引かれていく
向かい風には 勝てなくて
進み続けた 歩を止める
移る季節の さなかでは
変わらぬものは ないのだろう
一世の風に 掻き消えて
流行の影に 呑まれるように
瞬く間にも 散るならば
誰のこころに 残れるものか
向かい風でも 振り向けば
追い風になる はずだろう
ならばわたしは 変われども
わたしのままで あるのだろう
一世の風を 靡かせて
わたしは行くよ わたしの道を
瞬く間にも 散るならば
あなたのこころに 触れたいから
一世の風を 靡かせて
わたしは行くよ わたしの道を
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