【初音ミク】散文詩の朗読
ボカロ作成一ヶ月記念作品。
「散文詩の朗読」です。
一ヶ月で、およそ四曲。なかなか良いペースです。
今回は、四作目にして「歌」ではなく「語り」にチャレンジしてみました。
トークロイド……に分類されるのかは、謎です。
何にせよ、「語り」は「歌」と同じかそれ以上に奥が深いですね。
今後も精進していきたいと思います。
そして、これまでの曲はすべてyoutubeとニコニコ動画にも掲載しておりますので、動画にご興味のある方は、そちらも是非どうぞ。
youtube↓
https://www.youtube.com/watch?v=CKLy76eN83g&list=PLGXsD_pFm3WsqKvfDW2nyPTZzO9Mj602V
ニコニコ↓
http://www.nicovideo.jp/my/mylist/#/43777872
ちなみに今回の散文詩はオリジナルではなく、引用です。
萩原朔太郎著「宿命」より
「時計を見る狂人」
或る瘋癲病院の部屋の中で、
終日椅子の上に坐り、爲すこともなく、
毎日時計の指針を凝視して居る男が居た。
おそらく世界中で、最も退屈な、
「時」を持て餘して居る人間が此處に居る、と私は思つた。
ところが反對であり、院長は次のやうに話してくれた。
この不幸な人は、人生を不斷の活動と考へて居るのです。
それで一瞬の生も無駄にせず、貴重な時間を浪費すまいと考へ、
ああして毎日、時計をみつめて居るのです。
何か話しかけてご覽なさい。
屹度腹立たしげに呶鳴るでせう。
「默れ!
いま貴重な一秒時が過ぎ去つて行く。
Time is life! Time is life!」と。
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