あなたの平等、私に押し付けないで。
命の価値なんて違うに決まっているでしょう?

だって私はあなたを愛しているんだもの。
私の命よりも、貴方の命の方が大切なの。

他人を愛する限り、命に平等なんてない。


命の天秤、命の天秤、
どうか、こちらに傾かないで。

私の命から血が流れても、どうか私の方に傾かないで。

だって私は、あの人のことを愛しているんだもの。
私の命で、あの人の命が救えるなら、これほど嬉しい事はないわ。


命の天秤、命の天秤、
この世に平等なんて作らないで。

そうじゃないと、人は他人を愛せなくなってしまうから。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

命の天秤

命の天秤、命の天秤、
どうか、そちらに傾いておくれ。
僕はあの人を守ると決めたのに、天秤は僕の方へと傾いてしまった。

僕だって、君を守りたかったのに――


――


受験終了後にイラストをうp予定。
男性視点と、女性視点の二つがあります。

閲覧数:83

投稿日:2010/12/28 18:40:08

文字数:269文字

カテゴリ:その他

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