ありがとう（Instrumental）

物語は明日終わりを告げる
最後のページ栞を挟む
いつしかまた会えたなら
笑い合おう今までと同じように

名前も知らない僕らが出会ったのは
ひとつの奇跡で
戻らない時を一瞬ごと悔んだりして
ひとつの軌跡を辿った

見上げた空はいつもの雨空
そんな日もひとつ屋根の下で
語り合ったね

心は痛む 夢の終わりに
変わらぬ日々を愛しく思う
いつの日も愛を感じて
笑っていたかった ずっと
僕らは共に歩んできたね
とても長い記憶の旅路
懐かしい話をしようか
この夜が明けるまでどうだろう？

最近はなんだか寒すぎる日が続くね
もうすぐ春が来る
凍える時を遠ざけても
また冬が僕らを覆うのだろう

見上げた空はいつかの青空
何もかもが曇りない
あの日を思い出したよ

時の流れる速さが今にも
微睡む感情を揺り起こしたら
涙が溢れ出しそうさ
いつまでもこの夢を見ていたいな

未来へ向かうことを拒み怯えていた
そんな僕の為に
泣いてくれたら嬉しいな

僕らは共に歩んできたね
とても長い記憶の旅路
懐かしい話をしようか
この夜が明けるまで

僕らは出会い 別れを憂う
この切なさを言葉にすれば
思い出の重さで
胸は潰されそうで怖いよ
物語は明日終わりを告げる
最後のページ栞を挟む
いつしかまた会えたなら
笑い合おう今までと同じように

さよならの代わりに伝えたい
伝えよう

「ありがとう」

名前も知らない僕らが出会ったことは
かけがえのない宝物