
貴方と過ごした処暑の候
入道雲は旅をする
ラムネの瓶の望遠鏡
空の船覗く影法師
真夏のピークが去った街
落ち着かないような気がしてる
再生ボタン押しながら
歌の続きを口ずさむ
秋と呼ぶには暑すぎて
残暑お見舞い申し上げます
まだ暑い日が続くみたいだ
遠くの空の貴方のこと
思い出した昼下がり
貴方と出会った白露の候
鰯雲は空泳ぐ
半袖のシャツの隙間風
日焼けの跡の波模様
夏と呼ぶには遅すぎて
残暑お見舞い申し上げます
もう花火は終わりみたいだ
あの日泣いてた貴方のこと
思い出した帰り道
残暑お見舞い申し上げます
貴方は今も笑っていますか?
書きかけのまま置いた葉書
掠れた文字と滲む心
残暑お見舞い申し上げます
まだ落葉-さよなら-は遠いみたいだ
陽炎の先の蜃気楼に
手を伸ばした蝉時雨
入道雲の旅は続く
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