柿 (off vocal)
柿
作詞作曲:アボカロ
夕暮れ 柿の木の影
誰かが笑った気がした
赤く熟れたその実には
触れちゃいけないって言われたのに
風もないのに揺れる枝
見上げた先に 女の子
「遊ぼうよ」って囁く声
動けないまま 手を引かれて
小さな指がとても冷たくて
私の名を 何度も呼んだ
祖母の話を思い出す
昔 落ちた子がいたって
その子はもう戻らなくて
それから誰も 近づかない
けれど私だけ 見えてしまう
あの日と同じ 髪型で
「寂しいの」と紅い目で
頬にふれた手 柿の匂い
その実を食べたらいけないと
涙の味が 混ざっていた
木の下に埋もれた 靴と人形
誰にも気づかれないまま
毎年ひとつだけ実が落ちる
その度に 名前を呼ぶ声がする
「一緒にいよう」その言葉に
引き込まれる 柿の森へ
誰にも見えない 私の影
あの子と並んで 笑っていた
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