親愛なるあなたへ(笑)

お久しぶりです。お元気でしたか?私は元気です。
最近天気がいいせいか、心身共にとても調子がよいです。
生活リズムも整ってきているし、少しだけど家事の手伝いも
できているし、バッチリです。
なので、心配することは全くありません。

ほんの時折、じいちゃんに会えないことが、とても寂しく思ったりもするけど、
まぁ大丈夫です。大丈夫です。
じいちゃんは、私に会えなくて寂しく思ったりとかしますか?
嘘でもいいから寂しいって、思ってくれたら嬉しいですよ。
でも、そちらには、私が知らないじいちゃんの知り合いがたくさんいるだろうし、
じいちゃんは嬉しくて、私のことなんて忘れちゃって、
楽しくやってるんじゃないですか?別にいいですけどね。

本当に、こうやってメールを送るのは久しぶりですね。
久しぶりすぎて、書きたいことが、じいちゃんに言いたいことが、溜まりまくっています。
面と向かって話せたら、よかったんですけどね。
まぁじいちゃんと面と向かって話してたら、大体じいちゃんのペースになって、
じいちゃんばっかりしゃべることになるんですが、それでも。
それでも、会って、話したいです。

次の土日に、家に遊びに行ってもいいですか?って言ったら、困っちゃいますよね。
じいちゃんの家だったところは、今はもうじいちゃんの家ではないし。
またその次の土日に行っても、やっぱりじいちゃんはいないし。
ていうか、今じいちゃんがいるところは、そこまでの交通手段が無いから、
行けないし。それに、本当はじいちゃんは、どこにいるんですか?
何をしているんですか?会いたいです。
メールの返事だけでもください。

・・・無理だったらいいんです。
じいちゃんにも、じいちゃんの事情がありますもんね。
ただ、届かないこのメールが、もしかしたら届いてるんじゃないか、なんて思って、
書いているだけです。忘れたくないだけです。じいちゃんのこと。
存在が薄れて、霞んで、小さくなってしまいたくないだけです。それだけです。

あ、そういえば、話が変わりますが、今度伯母さんの家に、
じいちゃんの昔の知り合いが何人かくるそうですよ。
なので、お母さんと一緒に、ご挨拶しに行こうかな、と思っています。
ご挨拶ついでに、私が知らないじいちゃんの話を聞かせてもらおうとも思います。
恥ずかしい話とか、恥ずかしい話とか。

と、いうわけで、こっちにじいちゃんが残していったものは、
私たちが大事にしているので、安心してください。
・・・まぁ、今日はこんなところかな。

またメールするかもしれません。
それでは、長々と失礼しました。

おやすみなさい。


あなたの愛する(笑)孫より

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

私だより(手紙)

昨夜書き上げた、「私だより」という詞の、原作というか、
元になっているものです。

なんだか手紙に関わる詞を書きたくなって、じゃあまず、
手紙(これはメールですが)を書いてみようと思い、
夜携帯でかしかし打っていました。

と、言っても、手紙あるいはメールと言われて浮かべる
送り先は、このメールでも言っているように祖父であり、
だけど、祖父は去年の夏に他界していて、メールは
送れても、届くことはありません。
だけど、たまーに送っちゃうんですよね(苦笑)
アドレスは残ってるから。

祖父とはよく、こんな感じのメールを、パソコンとか携帯で
送りあっていました。「(笑)」って雰囲気そのままです。
私がどんなに、こういう超長文のメールを送っても、
祖父はちゃんと全部目を通してくれて、少しずれているけど、
それに対する返事を送ってくれました。メル友ですね。

あと、たまに祖父の家(祖父は一人暮らし)に遊びに行ったり。
ずーーーっと、祖父の話を聞いているだけなのですが、
なかなか面白かったし、たまにこっちが言われたくないことも
ズバズバ言ったりしたけど、まっすぐな嬉しい言葉を
くれたりもしました。

・・・だめですねぇ、全然、まだまだ思い出すと泣きたくなります。
けして完璧な人なんかじゃなかったけど、確かに大事な人でした。
私にとって。


ていうかこれ、祖父の話になっちゃってますね。すみません。
詞のほうの「私だより」は、祖父メインの詞・・・
ではないです!たぶん。

閲覧数:77

投稿日:2011/04/13 08:15:23

文字数:1,134文字

カテゴリ:その他

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