その夏は閃光のように
パッと光って終わってしまう
その日の予報は外れで
屋台の灯りがきれいだった
君を待つ午後六時過ぎのこと
突然の夕立で
金魚掬いの水面がきらきらと弾ける
君が背負った夏の夜空に
鮮やかな菫が咲いている
もしも私がはぐれちゃっても
あなただけはそこで咲いていて
祭りで見かけた金魚は
プールの外など知らないで泳いでた
ただそれだけのこと
太陽が沈めば
私のことも忘れてしまうのかな
君と見つめてた 夕陽も朝の光も
金魚掬いも屋台もあの花火も
ぜんぶ 私の視た幻
突然の夕立で
金魚掬いの水面がきらきらと弾ける
君が背負った夏の夜空に
鮮やかな菫が咲いている
もしも私がはぐれちゃっても
あなただけはそこで咲いていて
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