藍色ネオンが照らす
重く錆び付いた足を運ぶ
灯のついた部屋では
事務的に繕った想いだけ
君との話は酷く円環的で
解かない解けない
離れなくなって
適当な嘘で今日もはぐらかして
「ただいま」の声を押し殺す
ねぇ、路地裏に隠した2人の形は
悪魔の声さえも美しくなるから
愛しそうになったボロボロの心と
近い未来には蓋をしてよ
戻れないね
藍色滲んだ水彩
響く2つの音が止まる
秘密の話をしたら
またいつも通り何も言えぬまま
扉を開ければもう干渉できないね
昨日も明日も分からなくなって
熱を失っていく僕らの日々を
君はもう全て気付いている
ねぇ、朧げになった僕らの形は
神様にすらもう見捨てられたのでしょう
愛していた筈のこの生活には
形式化した謝罪の言葉なんて
ひとつになってふたつになりそうな僕ら
この日々にさよなら
騙してたのは僕だけじゃない筈だ
「ああ、もう笑えないな」
ねぇ、ぼやけてしまった僕らの心は
誤魔化しきれないから
いっそこの部屋も生活も終わりにしよう
恨まないで
ねぇ隠していた筈の2人の形は
悪魔の声に今耳を傾けて
ねぇ愛し合った筈の僕らの心は
互いの理想へと歩き出して
戻れないね
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