華やかな街明かり
眠れずに窓から見る光景
なんとなく見た携帯は圏外を示して
その瞬間にすべてが変わった
突然吹く風に戸惑いながらも
口元の煙は気にせず
古びたライターは少し前に
最後の灯火を灯し
そのとき自分の命も削られてるような
そんな感覚に陥ったんだ
臆病者とでも好きに言えばいいが
生に固執しているなんては
言わないでくれ
いつだって自分で進むべき
道も退路も断って
自分で自分の首を締めてんだ
その姿は誰が見ても
世界最高に滑稽なピエロだろう
そんなのは自分が一番わかってんだ
けど、どうすればいいのかなんて
自分にはわからない
もたもたしてると夜が明けてしまう
時間てのは無限じゃないんだ
何にだって限りはあって
上限てのはなかなか伸ばせないもんさ
でも、その限られた時間の中で
自分たちが出来ることを
見つけて生きていくのが
俺たち人間だろう
進路も退路も塞いで
自分の首を締めてきた
でも、今は選択肢があって
前か後ろか
生か死か
選ぶ権利があって
あーでも、こんな人生じゃ
納得なんてできない
なんて、呟きながら
僕はシーツにくるまって
静かに「眠りにつく」
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