ざっくばらんな

前髪越しに見えた世界

歪んでいて

空が水色から茜に変わる

眼下に広がる建物

他人に無関心な人々は

僕の存在を消した




闇が降り静寂が広まる

ネオンが地上に空を作る

どうしたら

君は僕を見つけてくれる?

こんなにも広い空に埋もれる

ちっぽけな六等星のような僕を

君は探してくれるのかな







無機質な

壁に描かれた落書き(アート)は

人目に触れず

雨にうたれ、風化し、廃れてゆく

通り過ぎてく人間は

何のために往き急いでいるの

僕の声を掻き消した





闇が照らされざわめきが湧く

ネオンが光に飲み込まれる

どうしたら

君は僕を見つけてくれる?

こんなにも広い世界に埋もれる

エラーで造られた虚像のような僕を

君は探してくれるのかな












(雑踏の中)

(僕はひとり)

(君を探す)


(行き交う人の波)

(僕を見てくれる人は居ない)



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

六等星

ミクオ用のものを!と思って書いたのですが・・・・ミクオっぽくなくなってしまいました、笑。
()の部分はどっかで使えたらなあ、という・・・・(何)

閲覧数:82

投稿日:2009/05/23 15:07:48

文字数:446文字

カテゴリ:その他

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