滴る
山は粧い、乾いた眠りにつく。
ようやく長い長い眠りから醒め、束の間の笑みを芽吹かせる。
断ち切れない矛盾と不合理を抱えて。
今はまだ移ろう雨に囚われ、いつまでも滴る。
いつかまた、その陽に紅く粧おわされるその時まで。
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