さよならをしようよ／零星霜(inst)

歌詞

ぱっと消えたんだ
また今日も性懲りも無く眠りにつく
忘れられることを期待して
喘鳴に目覚めて

痛いよ 苦しいんだよ
逸って止まない脈に苛まれて
劣等感のようでいた
こんな騒々しい物語の中


あぁ情けないな
強がる自分だけが
耳を塞いでも痛む心臓を
貫いた言葉だけが飾っていた


ねぇセンチメンタル、今宵は
美しい眠りについたら
一回転した秒針
また今を指すのは朝が滲む頃

あまりに淡い星の刻



なんて感情に
また今日を振り回されては噛み砕く
今を満たすだけでは何も
変わりはしないけれど

なら今さよならをしよう
何一つ残さず綺麗な花になろう
新しい人生を咲いて、
と言うだけ言っては弱いだけ


ねぇセンチメンタル、今宵は
一人きり歪んで縋って
世界が止まったように
全て霞んで消えたって構わないと

そう願う 願えど朝を迎えている



いつかはさ、こんな夜に
意味があるなんて
どうして美しいのだろう


こんなのじゃ足りない
また自分が嫌いになっていく
それでも 満たせない現実を
咲くように生きていく

そんな夜だろう
センチメンタル、今宵も
息はこんなにも続いている
一回転した秒針
また今を指すのは朝が滲む頃

おやすみ
きっとまた夜を願うような朝だ
この先もずっと