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彼女の前は八方塞がってない。
邪魔するものは何もない。
自由で開けてるのに、
視界を遮るものは何もないのに、
そこから一切動こうとしない。
水を体いっぱいに溜め込むので、
重りとなり足枷となる。
水をあらゆる方法で抜かなければならない。
心情を汲み取って、
寂しさを足して溢れさせて、
どうにかしてでも水位を戻さなければならない。

溢れでた涙から彼女の世界は色づき出す。
軽くなれば歩きだすものの、
また懲りずに重くなるまで、
汚水も泥水も吸い上げる。

見てるこちらが苦しくなるほどに。
本人は無自覚なのが非常に腹立たしい。
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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

それでも教えてはくれない

よくいるような、
涙を異様に流す人がみる世界を理解したくて、
どうしてそんなに涙が出るのか聞きたくて書いた。

閲覧数:12

投稿日:2018/10/13 00:27:20

文字数:272文字

カテゴリ:その他

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