
眠れない朝陽を数え鍵の開かれるのを待つそれだけの命
夢は解けて薙がれ 花は朽ちて踏まれる
恋しさなどね
終わらない求めはやがて諦念という平穏へ身を寄せる
帰るところはひとつ 向かうところもひとつ
螺状の世界
だんだんだれがみつかった
だんだんだれにみつかった
ほしがったのはだれですか
きずつけたのはだれですか
だんだんだれもひろわない
まっくらやみのはこのなか
ないているのはだれですか
ないているのはきみなのですか
華やいだ月日を絶たれ捧げ祀られるまで持つそのための命
無感情に愛して無表情に演じて
放り捨てたら
だんだんだれもゆるさない心を狂わすお星様
真っ逆さまに躍らせて拡がる手足は私のもの
だんだんだれもきづかない 腐海の澱とかくれんぼ
意識の虚に押し寄せる記憶の波は誰のものなの
わからなくて、もう
わからなくても
だってアリスに還れないから
だってアリスに還れないから
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