上手くやれてると思っていたよ
思っていたのは僕だけだった
お前の居場所はどこにもないと
分かっていた筈だったのにな

いつからこんなことを繰り返し
結局何度も涙落として
もういい加減嫌になったんだ
もうここまで来たら笑えてきちゃうよ

ああ、もういいよ
やめよう、これっきり
もういいよ

あのとき見つけた大事なものは
今はこの胸の中にしかないから
触れられないから
僕の中にひた隠してこのまま
消え去ってしまうことができたなら
僕の勝ちでいいでしょう？
それでいいでしょう、ねえ？

最初からきっと分かってたんだ
僕にはどうせ何もできないと
誰かが笑ってくれればなんて
ねえ、結局最後まで思えなくて

ああ、もう君は
どこにもいないんだ
ああもう嫌だよ

あのとき守った小さな光は
結局どこかへ消えてしまったよ
見つからないんだ
どうして僕に何かできるなんて
あのとき思ってしまったのだろう
どうしようもないよなあ、ねえ？

あのとき見つけた大事なものに
少しだけ希望を見せてあげれたら
それができたのなら
僕の中にただ仕舞い込んだ君の
記憶に何か意味があるのなら
君の勝ちでいいでしょう？
それでいいでしょう、ねえ？

それでいいから、ねえ