見上げた色は

青、白、赤、黒、

僅かな空をただ染めゆく。

箱庭みたいなフェンスの中、

その足跡は昔のものを踏むばかり。

君の意思には是非も無く、

僕の意図には可否は無い。

安らぎなのか、絶望なのか、

僕にはまるでわからないけれど、

君はそこで粛々と生きる。

そして次へと、箱庭は続く。

ときたま変わり、殆ど変わらず、

次へ次へと続き続ける。

雛は親へ

親は雛へと

くるくる巡る。

時々見上げる紫色が、本当に綺麗だ。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

雛へ巡りて

イメージとしては鶏小屋。
小さな鶏小屋と、飼育係の男の子。

タイトル先行で後から中身がくっついた感じ。

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投稿日:2009/11/26 18:14:59

文字数:224文字

カテゴリ:その他

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