夏が来る
夏が来る
生ぬるい夏の風が
僕の頬を撫でていった
白いブラウス溶けたアイスキャンディ
瑠璃色の君の瞳澄んだ空と似ていたから
急足で追いかけてしまったんだ
青春がなんなのか
僕にはわからないけど
蝉時雨部活の音
全てが宝石のようだった
駆け抜けてく今群青を
夏泳ぐ僕らの熱情が
ぁぁ突き抜けてく舞い踊る
汗の匂い
今夏が来る
その刹那に輝く
どれもこれも奇跡だね
過ぎゆく時間にも気付けなくていい
吹き抜けた風
今夏が来るんだ
日が沈んだ公園で
未来のこと語り合った
錆びれた自転車でどこまでだって行けた
大人になる意味とか
僕にはわからないけど
今でしか感じられない
想いを抱き締めてたいんだ
駆け抜けてく今群衆を
祭囃子で手を引いて
上がる花火もう何もない
見上げた空
今夏が来る
遊びも恋も勉強も
真剣だから儚くて
消えゆく火花を眺めていた
歪な音色
今夏が来るんだ
悩みは尽きないんだ
焦りは消えないけど
うらぶれた気持ちすら
愛しく思えた
琥珀色コントラスト風鈴鈍行の電車
気の抜けてしまったサイダー
僕は僕にしか知らない
君は君にしか知らない
軌跡がある光放つ
さあ鳴り響け
今夏が来る
駆け抜けてく今青春を
夏泳ぐ僕らの一瞬が
めまぐるしくもう疼き出す
さあ走り出せ
今夏が来る
挫折後悔絶望も
輝くなんて嘘みたい
誰のためとかじゃない
君は君のため
気付けば終わる
今夏が来るんだ
コメント0
関連動画0
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想