手を伸ばせば掴み取れる空
何処までも閉塞をした立方体(へや)
私は その世界の囚われプリンセス
窓越し 夢の中の自由しかない

誰も助け出しては
くれないと知っていたんだ
自分で逃げ出す他に
道はないと信じていたけど

強くなりたい私の隣
貴方は傍に居た
痛みにもがく私をじっと
突き刺す視線だけ

走り出してた私の足に
棘は絡み付いて
流す涙は真っ赤な祈り
鮮やかに照らして


使い古しの物語(おはなし)は嫌
何処までも充足をした立方体(ねや)
私は その世界の囚われプリンセス
柵越し 王子様はやってこないよ

夢に夢見るだけじゃ
何にもかわらないはず
此処じゃない何処かへと
茨の海に飛び込んだけど

生まれてすぐの子供ように
悲鳴を上げていた
食い込む棘は私を縛り
軋むほど抱きしめ


強くありたい私の隣
貴方は傍に居て
うごめく影だ私は何処だ
境界は薄れて

私は貴方 貴方は私
棘に分かたれてた
在るべき場所へ在るべき時へ
今指を重ねて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

棘姫

ayaseさまの曲(http://piapro.jp/a/content/?id=ssa17770v2mhlhd4
に歌詞をつけてみました。

切ないメロディに
茨で囲まれたお城に黒ミクと白ミクの双子が居て…!
とかそんな捏造ストーリーを妄想しつつ、
書いた物です。

イメージと外れていたらすみませぬ…。

調教や曲の都合での修正いたしますし、
して下さってもかまいません。

閲覧数:181

投稿日:2008/03/01 02:54:17

文字数:426文字

カテゴリ:その他

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