いたずら好きな運命が　ゆるく結んだ糸の先
蒼い月夜に浮かびだす　あなたの姿が見えていた

　空は　星が溢れ輝いて　夢を　見ているような世界
　赤い　ワイングラスを差し出す　笑顔　胸の奥を熱くする

叶わぬ恋が望みなら　酔いつつ委ねてみせましょう
射抜かれたのはわたしだけ　あなたは涼しい顔してる

　白い　バラの花びらを淡く　染めて　わたしの心が燃える
　辛い　恋を差し出されるまま　苦い　毒を全部飲み干した

でたらめ好きな運命が　ほどいてしまった糸の先
真昼の眩しい陽の下で　あの娘の糸と繋がった

　淡く　咲き乱れているバラが　不意に　真紅の色に染まる
　全て　終わりを告げた時には　恋は　命と一緒に消えた
　いつか　生まれ変わってあなたに　出会う　運命があったとしても
　二度と　あなたが触れないように　棘を　まとって生まれて来るわ