繋いだ手と手
隠すように寄り添う
誰にも知られないよう
そっとそっと・・・

見上げた空は
いつもより白くて
二人だけを残して
流れていく

手のひらに息づく ユリの蕾
暖めたら 咲いてしまうから

離れないで 傍に置きたい
目の届く距離で 笑って
抱き合って眠りましょう
夢の中で 永遠に


悪戯に縛った
赤く染まる小指に
誰にも分からないよう
絆を残して・・・

二人で育てた 小さな庭
時を止めて 蕾のままで

罪を共有するように
口を閉ざした

離れないと 傍にいると
呪文のように 囁いて
手を取って踊りましょう
二人だけの 白い庭
抱き合って眠りましょう
夢の中へ 永遠に
名前のないこの歌を
小さな胸に抱いて


繋いだ手と手
隠すように寄り添う
誰にも知られないよう
そっと・・・

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

蕾の庭

昔の作品。

これは多分、百合っぽい歌詞を書きたくなったんだと思います。
でも自分は百合ではありません。
きっと、マリ見てにハマッてたんだろう、きっとそんな時期。

閲覧数:154

投稿日:2008/05/10 00:06:28

文字数:350文字

カテゴリ:その他

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