その森の奥深く 手には白き花を摘んで
宵闇に囁くは 紅き瞳 揺らぐ果実

誰にも知られず 紡ぐ 旋律にのせた鎮魂歌(うた)よ

その森は古に 魔女の森と恐れられた
少年に囁くは 鈍き剣 揺らぐ涙

寄り添う響きに わずか 幼い頃知る子守歌(うた)よ

風にそよぎ 遥か夢の 世界へ
その向こうに 少年は 見つける

白く咲く花と舞いし その彼女の歌声 遠く響いた
月色に染まる姿に 雫溢れゆく
幻想か魔女の使いか 少年は問うが彼女は舞い踊る
人とは離れし姿に 心惹かれゆく
彼女は笑った 手を取り 円舞曲(ワルツ)へ
水面に映るは 二つの 影打つ

その森はいくつもの 盾に白き花を咲かせ
人々を惑わせて 森の外で 朽ちる運命

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

sdr

かきかけ

閲覧数:52

投稿日:2014/02/08 01:19:48

文字数:313文字

カテゴリ:その他

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