お買い物
マスター「・・・・ 寒いなあ、ミク・・」
初音ミク「なんか温かいもの飲みましょう。あ、そうだ、いいのがあった。」
マスター「また、ネギの味噌汁か? ネギと味噌とお湯だけでつくるやつ・・」
初音ミク「残念。今回は、ちがいます。」
マスター「出汁として日高昆布とか利尻昆布入れてバージョンアップか?」
初音ミク「ちがいます。でも、その案は今後、前向きに検討します。」
マスター「昆布、切らずに丸ごと入れるなよ。」
初音ミク「ダメですか?」
マスター「ネギを丸ごとってのは、さすがに慣れたけど、昆布はハードルが高い・・
お椀にそびえ立つ昆布ってのはちょっと・・・・」
初音ミク「そのうち慣れますよ・・」
マスター「正直なところ、何なんだ?」
初音ミク「ミク謹製ホットミルクです! 牛乳は北海道産です!」
初音ミク「はい! どうぞ! 温まりますよ!」
マスター「やはり・・か・・・」
初音ミク「やはり・・って・・?」
マスター「牛乳の中に浮いている緑色の輪っかは・・ネギだな!?」
初音ミク「疑う余地はありません」
マスター「牛乳にネギを入れるとは・・」 ゴクリ
マスター「うーむ。 手抜きクリームシチューの味と言えなくもないが・・、
決してまずくはない。しかも温まる・・。
そういえば、牛乳に生姜入れて飲むと温まるってのがあった気がする。」
数日後
マスター「・・・・ 寒いなあ、ミク・・」
初音ミク「ああ。」
マスター「!! ???」
初音ミク「こんな日には・・、ホットミルクですね」
マスター「そうか・・。」
初音ミク「何か問題でも・・?
マスター「 ・・問題ない・・」
マスター「日に日に、入れるネギの量が増えてないか?」
初音ミク「細かいことを気にしちゃダメですよ。余計にカロリーを消費して
しまいます。
脳ミソって結構カロリー消費が多いんですよね。
寒い時に余計なカロリーを消費すると命取りになります。」
マスター「・・ そうか・・。」
初音ミクさん、お買い物。
自転車のかごには、買ってきたネギと牛乳が、ぶっ刺さっている。
初音ミクさんだからネギ。ミクさんは北海道出身だから牛乳。それだけ。
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