Summer Blue
秒針に追われてこの季節が来た
世界が淀んで見えるのにそれでも
僕の真ん中はひどく冷たいんだ
まだ君が笑うせいで
最近蝉がうるさいんだ
人の声を真似て泣いている
そうして何かに背負わせ
ナイフを投げた僕だ
自分勝手はわかっている
突き放したのは僕だけど
掴めるその手があるなら
地面蹴り上げて
僕が空に落ちていけるなら
遠く流れる入道雲へ
半夏の雨が始まる前に
蜃気楼を連れ帰すから
夏の青い淡い衝動が読んだ
鈴の音が聞こえたいつか見ていた空に
何かを運ぶ風達を感じた
日記のページはここで途切れてるけど
やっと続きが書けそうだ
誰かに押し付けた僕を
集めたら教えてくれた
遠くあの日の君の居場所
そしてすぐに走り出せと
僕が空に落ちていけるなら
あの日と別の道の方へ
落とした物を握りしめると
嘘が真実に形づいた
夏を告げる青い気配がした
自分勝手はわかっている
突き放したのは僕だけど
このわがままを聞いて欲しい
全てすり抜けても
僕ら空に落ちていけるから
今は何もいらないんだと
ちゃんとあなたに届くように
笑って見せるんだ
風が唄う涼しい空で
今は2人溺れていたい
蜃気楼もただ隣で笑う
伸ばす手と手は繋がれる
夏の氷が今溶け始めた
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