藍色の屋敷に住む
赤いドレスを身に纏った
マダム・パステルカラー


人は彼女を奇人と呼んだ


彼女は描く
愛しい、美しい思い人を

彼女は描く
姿の見えない、謎の人物を


年中雨が降っているかのように
屋敷から出ることのない
マダム・パステルカラー

奇人と呼ばれた彼女の言い分は


「美しいものしか見たくないの」


人は彼女を奇人と呼んだ


彼女は描く
愛しい、美しい思い人を

彼女は描く
手鏡を持ちながら


彼女が妊娠した
しかし流産だった

彼女は泣いた

泣いて目が腫れた

化粧が取れた

頬の赤みが取れなくなった



彼女は二度と絵を描くことはなかった

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

マダム・パステルカラーの悠長な一生

その後彼女の屋敷から出てきたのは

おびただしいほどの自画像だったそうな。




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物語風なものが書いてみたい!と思ったのはいいけど

書いてみたらただの小説になりましたw

なので分類は不明ですw

思いついたことを~って書いただけなので深い意味はありませんw

ちなみにパステルカラーっていうのは私が中学生の時に使ってた授業用の絵の具セットですww

閲覧数:31

投稿日:2011/05/02 10:57:12

文字数:291文字

カテゴリ:その他

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