「ねぇねぇ」
まるで君は 春のそれと 見紛う空想 姿
「ねぇねぇ」
だけど僕は 君を君を でも…でも…でも…でも…
蝶々がひらりふわり舞う世界を描いた
小さくて狭い箱庭の中
ハラリハラリ堕ちる花びらとただ
君と偽物の桜花
「ねぇねぇ」
まるで僕は淡く蒼く 舞い散る 心の様だ。
「ねぇねぇ」
だけど君は 遠く仰ぐ 花泳ぐ 視界のまにまに
代わる代わる回る季節 遠く ノ億
でも余り余る インク ノート
「どうか、どうか、叶うならば
僕は そうだ 君の 花になるから。
どうか桜花舞い上がれば 僕の元にきて…」
今日は瞼の裏側にある
遠く描く 夢に似ている
桜花今日で舞い散るなら
変わりゆく 視界さえ 染めて
変わりゆく 視界さえ 添えて
ほろり落ちる 裏側の春 溢れてく 溶けてゆく
進む季節 留まる記憶 さえ 哀 哀 哀
「藍の泡沫 心捧げし 貴方謳えば」
「彩も束の間 心番えし 空に唄えば」
遠く遠く仰ぐ春の麗
ひらり落ちてゆく涙に気がつき
「そっか…そっか…」呟いた
そこに咲く 一輪の花と 見紛えるほどに
「どうか どうか 願えるなら
私 花泳ぐ 蝶になりたい。
どうか 桜花 舞い落ちたら 私と貴方で…」
夢見てる
00:00 / 03:43
ご意見・ご感想