("I suppose it's a bit too early for a gimlet,"he said.)
闇の中の 淡い光
久しぶりにかけた カウンター
マスターが グラスを磨いていた手を止める
最初に ここで頼んだのは なんだったかな
確か 彼が 勝手に 頼んだんだのよね
鮮やかな カクテルを 頼みたかったのに
「お久しぶりですね」
出されたのは 淡い色のグラス
あの頃 飲んだカクテルに
思わず 顔をしかめた
まだまだ 子供だなんて 笑われた
そんなことないって 無理して 飲んで
咽喉に 絡みつく熱
("I suppose it's a bit too early for a gimlet,"he said.
)
あれから 色々な お酒を飲むようになったわね
あなたが 教えてくれた たくさんのカクテル
あと他の誰かが 教えてくれたものも
「あれをお願い」
でも頼んだのは 淡い色のグラス
何度も 飲んだカクテル
今日だけは 味が違う
子供のように 泣いているから
彼がいたころと まったく 変わらない
咽喉に 絡みつく熱
("I suppose it's a bit too early for a gimlet,"he said.
)
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