花の匂い
理想は叶えられるんだって
理想はただの理想でした
ただほんのちょっと勇気を持ててたら
少しは何か変わってたのかな
先程から降ってきた雨が
肌にまで届いてしまって
火照ってる体 僕の体温を奪ってゆく
悲しいとかどうでもいいから
君の元に行かせて…なんて図々しいよな
もう一度この手を引いて
僕の心を踊らせて
あのころの僕はどうしようもなく
愚かだったから
結局のところ僕が1番思い出すのは
君が好きな花の匂い
伝えたかったの
僕もそれが好きなこと
現実を大切にって
ちゃんと見てないのは僕だった
ただ実際は君に甘えてただけ
君に何もしてあげれなかったな
先程から騒がしい雑音が
もう聞こえないくらい
朦朧とした頭 君のこと考えてる
明日なんて来なくていいから
君の声を聞かせて…なんてもう遅いから
血の気が引いてゆく
空っぽの体に後悔が積もってゆく
遅すぎる、もう遅すぎる
それでも一刻の中で君を思ってる
今、雨は降っているのかな
君は、何を感じてるのかな
わからない、もうわからないけど
この手を引いて
心を踊らせて
こんな、ぼくで、ごめんね
1番思い出すのは
花の匂い
聞けばよかったな
その花についてのこと
伝えたかったな
僕もそれが好きだったこと
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