
特に何もありもしないのに
なんとなく悲しいんだ
春の風 抜ける正午に
何もかも やめたくなった
葉擦れる並木の虚無に落ちた
何故だろう 何故だろう まだ哀しいな
最近はそれが 当たり前になった
もうどこへ 行ってもいい 僕らはここで
締め切った空と 孤独を嗤って
あの空に あの雲に
溶けていけたらなんて
死んだカラス 戸惑いと廃自転車
君は1人さ ひとりさ 逃げ出せたならいいな
祈りにも似てた想いは
もう全部ゼロにして
ただ沈んでく
とっくのとうに諦めたのに
未だ僕は 子供なのだ
幸せに近づく程
笑う程に黒い風が
外れの人生 贅沢な発想
この僕が幸せでいいはずがなかった
最近はそれも当たり前になって
もう全部苦しい 昨日も明日も
愛しい人を 信じきれなかった
あの声も その優しさも すべて嘘なのかも
なんて
死んだホタル 後悔と錆びたフェンス
君も1人さ ひとりさ 忘れられたらいいな
次こそは なんて空事象
きっと一生強くなど
なれはしないのさ
愛しい人を 失うのが怖かった
何をしようとこんなにも臆病な頭
それでも僕はあなたが好きでした
我儘なまま消えること、どうか許して欲しい
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