冬のあと春が来るよと
嘘つく君は綺麗だった
夜のあと朝が来るよと
嘘つく君は素敵だった
僕は君の嘘が好きだったんだ
どうしてそんな悲しい顔をしてるの?
僕は君の本当の言葉は聞けないよ
ごめんね
僕がいつか言った言葉は全部嘘だ
君はとても物分りがいいから多分きっと
気付いてるんだろう
冬のあと春は来なくて
やっぱり本当はわかってたんだね
夜のあと朝は来なくて
後悔だけが頬に流れる
零れ落ちた涙が君を伝う
あぁこれが物語の世界なら
きっと魔法のように
君は目を開けてくれるかな
ごめんね
僕が僕が君の言葉を嘘で飾る
本当は僕は嘘なんかつきたくもないのにさ
自分が憎い
君は僕をきっと
恨んでるんだろう強く強く
それでも僕は君の時間が動き出すことを
願ってるよ
その時君が言った
「これでおあいこね」笑いながら
君の嘘はとても素敵で愛おしいほどに
優しかった
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