ヨダカ
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ヨダカ
「恐いものなんてないよ」
そう言った私、嘘つき
静かな夜にきらり
星が瞬く
ここまで遠くへ
世界の果ての果て
帰る場所など
始めからなかったろう
もっと遠くまで
空の果ての果て
行くあてなんて
誰もくれなかったろう
自由だっただろう、ずっと。
差し出されてたひかり
遠く滲んでゆらり
すくんだ足でひとり
あなたを探して
闇夜に溺れてぷかり
迷った時にはひだり
濡らすは夜雨ぽつり
流れて光る
恐いものなんてないよ
「恐いものなんてないよ」
そう言った私、嘘つき
静かな夜に星は
瞬くばかりで
もっと、近くへ
もっと、輝いて
もっと、注いで
ずっと、傍にいて
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