夕暮れが　街を染めていく
僕はただ　彷徨って
一時も立ち止まることない人々の
横顔見た　関係ない　でも…

見下ろした　この街
哀しいほど　綺麗だって
僕ひとり　消えても変わらない
わからないよ　この気持ち　誰にも

黄昏見上げた　君も傍で
紅い瞳に　吸い込まれ
隠した涙も　君の前じゃ
意味なんてないね　今だけはこのまま

朝はきて　誰も気に留めない
忙しなく　行き交って
一生は淡い夢　それでも何かに
懸命だね　関係ないけど

「消えていいよ　無理でしょう」
逢魔が時　佇んだ
それでも嫌だって　叫ぶのは
君のせいだ　君の声　聴いたら

黄昏見上げた　君も傍で
夜風に吹かれ　長い髪
隠した涙も　君の前じゃ
意味なんてないね　今だけはこのまま

帰りのホームで見下ろした　この世界は
変わらない　それでも

黄昏見上げた　君も傍で
柔い微笑み　見惚れていた
重ねたその音　夜景に溶けて
まだ聴いてたいって　思えるんだ　明日も