Over the Rainy days

雨に焦がれた 翠と彼女 長靴は風邪をひいて 治らないの
これから息をする 七日の生命等 僕らも同じならば
生きる意味も 探さなかったろう

雨に怒られた 彼女は褒められた 天気予報を見忘れて 帰れないの
こんなことがあと何度ある三万日の繰り返し
君の好きなこの季節は 到底百回も 訪れないでしょう

半分こでいっか！
でも途切れた虹見計らったように
忌々しい七色奏で嗤った

I want to be rain yeah 夏連れ群れなす 入道雲
アスファルトに映って見えた　切なさの水面
You like the rainy 噎せ返るほどの雨上がり　
光る四葩で眩む前に 行こう

揺らいだせいで　濁って居なくなる　

緋色に囲まれた　翠と彼女　錆鼠湿気った塀見下ろして　
景色は変わったなぁ　高く昂く見上げてたのに
明日の方角へ伸びたまま　泥濘んだ位置の陰翳が　
シルエットを重ねたって　繋がらぬ今日だって　
暮れてしまったの

片足逆さに飛ばして！
彼女の背を追い　泣いた夕立　
街の喧騒静寂に変えた

after the rain yeah 五月雨と匂う　腐葉土と
放射になって突き刺して注ぐ　刹那さの情景
Over the rainbow　褪せ帰る帰路の雨上がり　
染まる四葩が枯れる前に行こう

　　
君のために涙浮かべた空　誰かのために空になる空
そんな優しい透明を知って　傘の中で雨は止まないこと


I want to be rain yeah 季節と綿雲が　廻って巡る
You like the rainy　君に会えたから　雨に逢えたから架かるんだ

after the rain yeah 夏連れ群れなす 入道雲
アスファルトに映って見えた　水鏡の青
Over the Rainy 振り返る君の雨上がり　
さよなら四葩が見送って　傘の中は雨後晴れ

祈った声で　揺らいせいで　繋いだ生命