褪せた未来に守るべきものなどなくて抜け出してきた
理想 現実 存在しているのはそう偽物だ
繋がれた自由なんて捕らわれたカナリアみたい
何時からか感じていた
他人とは違う自分に
伝わらない声は嘆く
回る世界で
枯れた花を散らす雨が降り注ぎ
抱きしめても崩れ落ちて
熟れた孤独舐め合う様に
ケダモノが交わる
好きになる理由はなくて本能で選ばれている
認められない性は
夢の途中で消えた
分かり合えないものは
綺麗だ
同じ世界で何が違う
認め合えずに争う生命
途切れそうな僕と私
抱いて繋いで歩き続けるわ
憧れは続いている
何処まで染まるのか
信じていても揺れて
風に靡く枯れ葉のように
離れて行く人の群れは檻の外
抜け出せない暗い部屋で
明日に光るはずの欠片がすり抜けていく
閉ざした心の声
覗き込んだ好奇心なんて
淡い期待に傷付いて
晒されていく
苦い辛い想い達が
眩しい輝き放って痛みを叫び続けている
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