レラティブワールド 音の表現と解釈
キーA
BPM ♩=138(最初作った時には145でしたが、速すぎたので少し落としました)
今回の曲、テーマは「23時59分」です。
1曲の中にその1分間の感情を込めているのです。
レラティブという語には様々な意味がありますが、
今回は関係がある、関連しているというイメージで使用しています。
それでは、今回の音の表現をこれからお伝えします。
Square waveが軸になっています。
*前奏
もうすぐ日付が変わるという特別な雰囲気を
3度下と上の交互コーラスの波で表現しました。
*1番
基本4つ打ちバスドラムをひたすら鳴らすことで
時計の針の刻む規則的な音を表現しました。
前半のスネアは時々出て来ますが、
この曲の登場人物の鼓動を表現するためにアクセントで入れています。
サビ前、スネアドラムを加速させることで
期待感、明日へと加速する感じを表現しました。
サビでは前奏で用いたフレーズが出て来ます。
先ほど述べた特別な雰囲気は
登場人物にも影響を与えているということを表現しました。
1番歌詞
きょうが 過去に 変わる あと少し
ぼくら すべて 越えて 生き切ったよ
きれいなこと(願って)うれしいこと(探した)だけじゃないけれど
いまきょうから歩き出そう
重ねて意味はあるから
今あしたへ届いていく
この先へ
いっせーのって声掛けあったら
ぼくらは手を取り合って
ずっとずっとつながる
この世界で
ふたり
*間奏A
「今日」あったことを思い出すイメージです。
語り合っている感じを出すため、同じフレーズが交互に出て来ます。
*2番
基本4つ打ちバスドラムですが、スネアのリズムを変えています。
2番冒頭、主な部分はバスと伴奏、Saw waveのみで構成しています。
今日がなんとか終わったことにほっとしている
登場人物の心情を表現しています。
ドラムフィルがその後2回入ります。
「きょう」を振り返って「きみ」がくれた
いろんなきれいなこと、うれしいこと、に気づいて
感謝の気持ちがあふれていく様子を表現しました。
「ありがとう」はコーラスになっています。
2番歌詞
きみが ぼくが 泣いた 一日も
ぼくは きみと 越えて 生き切ったよ
きれいなこと(願って)うれしいこと(見つけた)きょうもくれたこと
振り返って(気づいた)見えた景色(滲んだ)きみにありがとう
*間奏B
グロッケンから始まり、だんだん盛り上がる感じにすることで
未知の時間、世界に飛び出す前のイメージを表現しました。
もうすぐ日付が変わるという雰囲気がより高まって
どきどきしているイメージも後半に行くにつれて表現しています。
*ラストサビ
ドラムの加速+FXで入っていきます。
日付が変わるまでカウントダウンです。
伴奏は16分音符が一部入ります。
1回目のサビではなかったものです。
最後のフレーズの前、休止を長めに取っています。
登場人物の深呼吸をイメージしました。
ラストサビ 歌詞
いまきょうから歩き出そう
重ねた日々の答えへ
いまあしたが始まってく
広がって
いっせーのって今踏み出したら
ぼくらはこの手握って
ずっとずっとつながる
この世界へ
旅立とう
*終奏
ドラム加速+FXを使用することで
0:00が迫ってきた感じを表現しました。
そして、日付をまたぐことが勢いよくというよりも
ふわりという感じだと思い、
最後は同じフレーズが繰り返されつつ小さくなるようにしました。
最後のA3は明日に着いた瞬間を込めています。
#皆さんの解釈は?
さて、サビは2通りの見方ができるのです。
そのポイントは…
*つながっているのはどっち?*
「ぼくら」?それとも「この世界」?です。
ぼくらは手を取り合ってずっとずっとつながる
ずっとずっとつながるこの世界でふたり
ぼくらはこの手握ってずっとずっとつながる
ずっとずっとつながるこの世界へ旅立とう
皆さんはどちらの解釈がお好みでしょうか?
長くなってしまいましたが、
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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