夜明け


明日のこともわかりゃしないさ　昨日のことは思い出せなくて
きっと誰かが代わりにわかってる　わかってるかな
錆び付いた町のどこかで　関わりのない人たちの
かすんだ声が聞こえたら　僕も眠ろう

どこかの誰かが僕を生かしてる
何もかもが作り物だから　
ここは僕だけの　僕だけの夢
１から全て僕のもの

明日　陽が落ちて「またね」って空の星が降るまで
誰もかれもが僕のことを止められないよ
行き先もよく知らない　ただ待っていても来やしないだろう
儚さで消えてしまわぬよう　目を覚ましてよ
ひとりぼっちの夢でも

いつか　いつか　叶えるから
昨日のことは終わったことだよ
なんか違うかなってことわかってる　わかってるから
固まった町のどこかで　誰かがしたことを
なぞりながらでも生きられるなら良いよな

生きることにも消えていくことにも
簡単には向き合えないよ
今年もまた季節が過ぎて　叶えたいことも忘れて
くだらないなんて吠えていても
虚しさが喉に刺さる

陽が落ちて　ただ落ちていくだけの星を見てた
あの時の夢の内容も今は忘れたなあ
でも昨日まであったこと全部忘れるのはやめだ
ありそうにもない未来から届く何かを見落としちゃダメだから

僕らずっと必要なことばかりやることはないけれど
大事なものは無くさないように生きてくんだ
昨日までの僕が明日を作っていく　
いつかは覚める僕の夢　
夜が開けるよ