歩き方は十人十色 慌てることもないだろう

ああ 比較は永遠 一生後ろに立ってやがる神様
頼んでないね でも勝手に背中を押してくるんだ

そう 不安と焦燥 乗り遅れまいと必死なこの有様
分かってないね ほらお前の心は一体どこだい？

歩き方は十人十色 慌てることもないだろう

明日枯れる命ではないのに
結果が伴うこともないのに
都会に咲いた花ではないのに
踏まれて耐えるわけでもないのに

一直線のレースじゃないのに
前を目指す義務なんてないのに
いつか満たされるものじゃないのに
長続きするものでもないのに

それでも付き纏う


ああ 卑屈は洗脳 周りを見て嘆いてる僕は何様
腐ってないで 皆自分のペースでいるだけなんだ

そう 自嘲と同情 傷口に麻酔刺して回る生き様
隠してないで ほらそれさえ機能しなくなる前に

歩き方は十人十色 慌てることもないだろう


明日枯れる命ではないのに
結果が伴うこともないのに
都会に咲いた花ではないのに
踏まれて耐えるわけでもないのに

一直線のレースじゃないのに
前を目指す義務なんてないのに
いつか満たされるものじゃないのに
長続きするものでもないのに

ずっと消えることないプライドに
世話を焼く理由なんてないのに
この手貸し続けたその最期に
何が訪れることもないのに

不意に出てしまうのその態度に
誰の得にもなりはしないのに
頼る毎に身を削るアイロニー
隠し通せるわけでもないのに

それでも付き纏う 胸の奥