僕は君に沢山の嘘を吐いた
嘘やごまかしが山のように
折り重なって
一つの「事実」となっている

君のための嘘
僕のための嘘
様々な嘘が連なっている

ほら、また今も
僕は君に言えないでいる
「君に心配させたくない」
その一心で
僕は君に嘘を吐く
笑顔で柔らかに嘘を吐く

もうすでに、嘘で塗り固められてしまった僕だけど
君を愛してる
それだけは嘘じゃないよ

僕が唯一
自信を持って言える真実
〝僕は君を 心から愛してる”

だから僕は云わない
今も、これからもずっと...

たとえ君がその愛を
嘘だと思う日が来ても
真実を知れなくなっても
この愛は 偽りなんかじゃない

僕は君に沢山の嘘を吐いた
嘘とごまかしで出来たこの時間を
僕はきっと忘れない

僕は君に教えない
嘘が嘘であることを
明かす日は きっと来ない

それは君を愛しているから...

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

嘘吐き

高1の時に書いた詩が出てきたので晒す

閲覧数:53

投稿日:2010/04/17 02:51:06

文字数:376文字

カテゴリ:その他

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