湖に佇む少女 悲しみを忘れ
頬に伝わるものの意味を理解できぬまま
泉に映る自分の顔 それはとても穏やかなもの
全てを忘れ ただ暮らす平穏に
寒さに震える身体 それでも湖へと足を運ぶ
花は散り空気と水に触れ踊る 差し伸べた手はまだ震えている
この手に救い上げられるだけの水分からは
花弁さえ逃げ出そうと零れ落ちるでしょう
口元へと誘われた水をやさしく飲み干すと
濡れた頬を拭う仕草は 恐ろしいほどの美しさ
男が一人山道を 乾きを潤す為にその場所へ
けれど男は少女を見つけ立ち尽くす
活きる事を辛いと嘆いていたのは 誰の過去?
塗れた血を拭う仕草が 極自然なものとして
その日々に安らぎは無かった 人の焦げた香り
腐敗した鉄の香り 染み付いた血の匂い
男は泣いていたのだろうか?
少女は男を見て刃を手に握り締めた
避ける男の情けない姿
切り裂かれた衣服 晒された醜い体
浮び上がる竜の刻印
少女の頬には涙 けれど笑顔
まるで捨てられた猫が飼い主を見つけた様に
男の胸の中 離れようとはしなかった
私は罪を犯してまで生き永らえたくはなかった
ただ罪を犯してでも苦しみからは逃れたかった
……To be continued
湖畔
残り僅かの結末を伏せたまま…
第三部完結
第一部 戦場に舞う蝶
http://piapro.jp/a/content/?id=7z8x8rjzn0r2az2a
第二部 竜の刻印 (未完成)
http://piapro.jp/a/content/?id=ecio6l9nnvyku820
まだまだ作りかけ…orz
………これを短くまとめて結末足すのか…(´・ω・`)
………
メンドry (´・ω・`)
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