半径三十年戦争 / 初音ミク

半径三十年戦争

歌：初音ミク
作詞作曲：羽根田せな


最近世間は焦燥　まさしく類も稀なる状況
それにも関わらず　さあ今日も中央改札くぐって越境
月火水木金また月火、、、巡り巡って彷徨う迷路
暗中模索の生活ループ　まるで皆魑魅魍魎

求められるのは決断　急がば回れを一刀両断
同情余地なし予定を早めて　煽りに煽った結論いかが？
予断もない猶予もない慈愛もない　ないばかりで跳梁跋扈
有象無象　右往左往　此処は時代のど真ん中

分かり切ってるって　その場凌ぐような　付焼き刃の　答えは
そこで躓いてたって　地球はずっと廻り続けるの

なんてね

従うことイコール正義だと
嘯いて　俯いたまま　続く
いたちごっこはさも蟻地獄の様
果て無く拡がって映る目には混沌


例年　浮世は晩婚　つまりは愛さえお金で解決
それにも関わらずさあ今日も　恋人探しで七転八倒
恋だの愛だの夢だのまとめて　サンプル作って商品化して
前例慣習パターンに当て嵌め　レールを敷きました

別れ際になって　言の葉紡いで　口から出る贋　（まやかし）
起き上がれない間に　時計はずっと刻み続けている

そうでしょ？

ハミ出すノットイコール自由だと
気がついて　俯いたまま　続く
すかした茶番のあとの祭り模様
果て無く散らかった四畳半の戦場


息するのに　幾ら払えばいい
生きているの？　生かされているの？

どうなの？

従うことイコール正義だと
嘯いて　俯いたまま　続く
いたちごっこがまだ終わらない内は
型通りの自分を演じた

従うことイコール正義じゃない
気がついて　俯いたけど　続く
すかした茶番のあとの祭りには
果て無く続いてく道の先が見える