
ひらり ひらり
名前もない季節が
いまほどけてく
春の風が頬をなぞって
まだ眠そうな街 揺らしてる
白い息が消えていくたび
昨日までを置いてくみたいで
道の隅に咲いた花に
なぜか少し似てたんだ
言えなかった気持ちごと
胸の奥で揺れてる
ほどけそうなこの想い
触れたら壊れてしまいそうで
君の背中 追いかけては
また言葉を飲み込んだ
ひらり ひらり 舞い落ちる
君に届かないこの想い
春風にさらわれて
名前もないまま消えてく
咲いたはずのこの気持ち
まだ言えないままでいる
ねぇどうしてこんなにも
綺麗に散ってしまうの
少しだけ近づけた距離
それだけで嬉しかったのに
ふいに見せたその笑顔が
誰かのものに見えてしまって
花びらが揺れるたび
胸の奥がざわめくの
気づかないでほしいのに
気づいてほしい矛盾だけ
あと少し あと少し
踏み出せば変わるはずなのに
このままでいられるなら
壊したくないと思ってしまう
ひらり ひらり こぼれてく
言葉にできないこの想い
春空に溶けていく
透明なままでいたくて
咲かなくてもいいから
そばにいられたらよかった
ねぇどうしてこんなにも
優しく痛んでいくの
もしもあの日 あと一歩
踏み出せていたなら
違う春を見てたかな
そんなこと考えてる
手のひらに残ってる
花びらひとつ握りしめ
消えないようにそっと
胸の奥へしまった
ねぇ このまま散ってしまうなら
ひらり ひらり 舞い上がれ
届かなくてもいいから
この想いが確かに
ここにあったと言えるように
咲いて 咲いて 散っていく
それでも春は続くから
さよならさえ優しく
包み込んでいく季節へ
ひらり ひらり
また春が巡るころに
00:00 / 04:18
名前のない花 feat.初音ミク
淡くほどけていく春の中で、言葉にできなかった想いと静かに向き合う一曲。
ひらりと舞い落ちる花びらのように、届かないまま胸に残り続ける気持ち。
近づきたいのに壊したくない、気づいてほしいのに知られたくない
そんな揺れる心を、やさしく繊細に描きました。
春の風、揺れる街、そして名前のない感情。
すべてが重なり合いながら、やがて静かに散っていく物語です。
もしもあの時、あと一歩踏み出せていたら。
そんな“もう一つの春”を想いながら、それでも前に進んでいく
切なくもあたたかい、儚い恋の記憶をあなたへ。
ぜひ最後までお聴きください。
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