A1
この一瞬の間にも　誰かの運命が
音もなく変わって　迷いながらも歩き出す

B1
見せかけだとか　お揃いでいっぱいの
両手と裏腹に　空は青く

S1
まぶたを　閉じた先に
映るものは思い出達
二度とは　戻れないと
知っていても　分かりたくなくて
あの頃　描いていた
自分とはもう　かけ離れて　それでも
予想外の　私のままでね　次の夢へと


A2
その一瞬の言葉には　きっと縁があって
そんな奇跡さえ　忘れそうな　現実がある

B2
勝っては負ける　忙しさの合間に
こんなにも冷えてた　ことに気づく

S2
まぶたを　開いたとき
見えるものが　哀しくても
ここまで　進んできた
足跡たち　消したくなくって
誰にも言えなかった
心の奥　柔らかな感情が
惹かれ合って　微笑んだ時に
孤独が消えた


C
夜空の闇もほら
いくつもの色のコラージュ
小さな星粒を
ひとつ　ひとつ
置いてみよう

S3
まばたき　したその目に
隠しきれず　浮かぶ涙
あの日と今を繋ぐ
儚いけど 温かなしずく
なりたかった私へと
手は振らない　振らなくてもいいんだ
この瞳が　輝けるような
今の夢へと



【譜割り・()は一音分】

A1
このいっ(しゅ)んのあいだにも　だれかのうんめいが
おともなくかわって　まよいながらもあるきだす

B1
みせかけだとか
おそろいでいっぱいの
(りょ)うてとうらはらに
そらはあおく

S1
まぶたを　とじたさきに
うつるものはおもいでたち
にどとは　もどれないと
しっていても　わかりたくなくて
あのころ　えがいていた
じぶんとは(もう)　かけはなれて　それでも
よそうがいの　わたしのままでね　つぎのゆめへと


A2
そのいっ(しゅ)んのことばには　きっとえんがあって
(そん)なきせきさえ　わすれそうな　げんじつがある

B2
かってはまける　いそがしさのあいまに
こんなにもひえてた　ことにきづく

S2
まぶたを　ひらいたとき
みえるものが　かなしくても
ここまで　すすんできた
あしあとたち　けしたくなくって
だれにも　いえなかった
こころのおく　やわらかなかん(じょ)うが
ひかれあって　ほほえんだときに
こどくがきえた


C
よぞらのやみもほら
いくつものいろのコ(ラージュ)
ちいさなほしつぶを
ひとつ　ひとつ
おいてみよう

S3
まばたき　したそのめに
かくしきれず　うかぶなみだ
あのひと　いまをつなぐ
はかないけど　あたたかなしずく
なりたかったわたしへと
てはふらない　ふらなくてもいいんだ
このひとみが　かがやけるような
いまのゆめへと
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