明るい夜と暗い昼 off vocal
明るい夜と暗い昼
両手を伸ばして空を目指す物語
包み込む世界は明るい夜と暗い昼
左回りの時計、砂を泳ぐ鯨
水平線の彼方は白く霞む
残り行くのは、この世界だけで
続いて行くのは、ただ時間だけ
瓶に集めた月の光は灯台の上で輝き
行く先を見失った小舟を空へ誘う
憧れて常に空を見上げ
高く高く積み上げて行く
「大地に足を着けているのに、見上げる空、どうして目指すの」
水平線の太陽が霧に煙る朝の海に
虹を描いた時にだけ辿り着く世界
遠きものへの憧れは、やがて畏怖となる
空が高すぎて星は見えない
捻じ曲げられた熱狂は真理を貶め
信頼や愛情の責任を負う
カンテラに星の光を灯し暗い森の夜を照らそう
塔の影は月明かりに輝く霧へと伸びる
空を見上げることを恐れるのは
その大きさに足が竦むから
「あんなに憧れていた空を見上げること、どうして怖いの」
月や星の光を溶かした深い青を湛える空に
その手が届くことはないのだろう
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