ラララカラ

NAGATOSHIN

浅い眠り山積みのままの問題
昨日今日と答えは出ないまま

知らず知らず慣れと言う名の鎖に巻かれ
いつか勇気を失った

歌う
悲しみを超えて
歌う
使い古された言葉で

ラララから始まる歌唄いながら
下の方から上の方を見上げて憂いて

《どうでもいいや》
なんて小声で叫んで
聞こえないから何回でもその場で叫んでいた

並ぶ街頭
ともすればそれは誘蛾灯
夜の中に吸い込まれていった

願う
誰かのためなら
願う
少しでも笑顔見れるなら

彼方から聞こえる音拾いながら
絶望から救った言葉集め重ねて

誰かに届け
なんて大声で歌った

残念ながら
誰一人も救えはしないでいた

ラララから始まる歌唄いながら
下の方から上の方を見上げて憂いて

《どうでもいいさ》
誰かが返事をくれた

また明日から
何回でも転んで歩いていく